ロックメカニクス

 

ISBN   4-7655-1628-8

定価:    3,150円(税込)

体裁:    A5版ハードカバー(264ページ)

発行:    技報堂出版

編集:    日本材料学会岩石力学部門委員会

編集委員長:齋藤敏明(京都大学大学院工学研究科)

編集幹事:平野 勇(京都大学大学院工学研究科)

楠見晴重(関西大学工学部)

編集委員:芥川真一(神戸大学工学部)

朝倉俊弘(京都大学大学院工学研究科)

市川康明(名古屋大学大学院環境学研究科)

打田靖夫((株)ニュージェック電力土木部)

大津宏康(京都大学大学院工学研究科)

鎌田浩毅(京都大学総合人間学部)

岸田 潔(京都大学大学院工学研究科)

木山英郎(鳥取大学工学部)

西村 強(鳥取大学工学部)

水戸義忠(京都大学大学院工学研究科)

村田澄彦(京都大学大学院工学研究科)

趣旨:    日本材料学会岩石力学部門委員会では199312月に「岩の力学―基礎から応用まで(688ページ)を出版し、自然科学を土台として理学と工学にわたる広い視野に立った岩盤力学(Rock Mechanics)の専門書として、関連する多くの技術者、研究者から好評をいただいて参りました。しかしながらこの書は、岩盤力学を初めて学習する学部学生には専門的過ぎ、半年の講義に用いる教科書としてはとしては大部でありました。一方で、最新の知識や広い視野に立った適当な教科書もあまり見当たらないのが実状であります。そこで、当部門委員会は学部学生向け教科書版の出版を企画し、本書「ロックメカニクス」を発刊しました。本書は、若手技術者向けの岩盤力学の入門書として、また、関連分野の技術者、研究者への解説書としても適切な書物です。本書を学部学生向けの岩盤力学あるいは岩盤工学の教科書として、また、関連分野の技術者、研究者の入門書・解説書としてご利用することをお薦めします。

内容:    既刊「岩の力学――基礎から応用まで」の精神を尊重しつつ教科書としての構成・内容に絞り込みました。執筆は、各大学で関連する授業を行っている新進気鋭の研究者や実務分野で活躍中の技術者がそれぞれ得意とする分野を担当し、岩盤力学の基礎理論、岩盤の工学的特性、調査・計測および評価・解析手法に関する基本事項に、岩盤不連続性の評価・解析ならびに岩盤構造物設計についての最新の研究成果や新たな視点をまじえ、設計・施工への応用にも触れながら、岩盤力学の基本から応用までバランスのとれた密度あるものになっています。

目次:

1章 ロックメカニクスとその応用

2章 地殻の構成と地質調査

3章 ロックメカニクスに必要な基礎理論

4章 岩石の力学特性

5章 岩盤の力学特性と評価

6章 岩盤不連続性の評価と不連続性岩盤の力学

7章 岩盤の水理特性

8章 岩盤構造物の設計論

9章 トンネル

10章 地下空洞

11章 大型構造物

12章 岩盤斜面

購入方法:大学生協書籍部、一般専門書店でお求め下さい。インターネット(技報堂出版)でも注文できます。